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クサウラベニタケ

Entoloma rhodopolium

クサウラベニタケ(Entoloma rhodopolium)は、毒を持つキノコです。ユーラシアに広く分布し、北アメリカでも標本が見つかっています。

分類上は菌界の担子菌門に属し、ハラタケ目のEntolomataceae科に含まれます。キノコの仲間ですが、食用にできる種類ではないため、野外で見かけても口にしてはいけません。

毒性を持つことが知られているため、見た目で似た種類と区別することが大切です。このページでは、その特徴や分布について順に説明します。

子実体と識別

傘は灰色から茶色がかった色で、直径は最大20cmになります。若いうちは丸みを帯び、成長すると中央がやや突き出た形になります。

ヒダは淡い色をしており、成熟すると胞子が付着して淡いピンク色を帯びます。この色が、ほかのきのこと区別する手がかりになります。

柄は白っぽく、長さは最大13cm、太さは最大2cmです。肉は硬く白色で、小麦粉のような香りがあるとされています。

分布と生息地

ユーラシアの広い範囲で見つかっています。森林の地面に生え、特に落ち葉の多い場所で観察されます。

北アメリカでも同種とみられる標本が見つかっており、分布は大陸をまたぎます。

観察記録は年間を通じてみられますが、秋に特に多くなります。とくに9月から10月にかけて観察が集中する傾向があります。

Entoloma rhodopoliumの観察記録の分布図
記録された場所 · GBIF
5,611
1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
月別出現件数 · GBIF

利用と文化史

この種は毒性があり、激しい消化器症状を起こすことで知られています。毒の成分としてムスカリン、ムスカリジン、コリンが単離されています。

日本のきのこ中毒の事例では、オンファロータス・ジャポニクス、トリコロマ・ウスタレとともに、特に多く関係する3種の1つに数えられています。食用種のエントリュームサルコプムとの見間違いが多いことも、この種の特徴として知られています。

写真

写真の提供元はvia iNaturalist, licensed under CC0 1.0.、by Виктория Билоус via iNaturalist, licensed under CC BY 4.0.、by martin_livezey via iNaturalist, licensed under CC BY 4.0.、by Umut Nuri Erdoğan via iNaturalist, licensed under CC BY 4.0.、by Andrejus Gaidamavičius via iNaturalist, licensed under CC BY 4.0.、by Henry Van T. Cotter via iNaturalist, licensed under CC BY 4.0.、by Johan Adler via iNaturalist, licensed under CC BY 4.0.、by delognut via iNaturalist, licensed under CC BY 4.0.、by Dave Bishop via iNaturalist, licensed under CC BY 4.0.、by Eli Talhouk via iNaturalist, licensed under CC BY 4.0.、by nasua via iNaturalist, licensed under CC BY 4.0.、by Alexis Williams via iNaturalist, licensed under CC BY 4.0.、by Tatyana Davidova via iNaturalist, licensed under CC BY 4.0.、by Shirley Zundell via iNaturalist, licensed under CC BY 4.0.です。各写真に撮影者のクレジットを記載しています。

生態と分類

分類

門
Basidiomycota
綱
Agaricomycetes
目
Agaricales
科
Entolomataceae
属
Entoloma
種
Entoloma rhodopolium

出典

  1. GBIF Species names and classification
  2. iNaturalist Photos
  3. Wikidata Common names and conservation status
  4. Wikipedia Summary extract